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今後の進路や学びたい分野に合わせた大学選びが大切

Byadmin

2020年10月18日

漠然とした大学選びは危険です!

最近は心理学に興味を持つ学生が多く、学生を多く集めるために心理学部を置く大学も増えています。しかし単に心理学を学んでみたいという漠然とした気持ちで大学を選ぶと後悔することが多いのも事実です。まずは大学選択の前に、自分自身の今後の進路を今一度よく考えてみましょう。心理学を単なる知識として吸収したいのか、あるいは将来心理職として働くことを目指すのか、はっきりと決めておく必要があります。もし心理職としての就職を考えているのであれば、心理系として一定レベル以上の水準の大学を目指す必要がありますし、その後の大学院進学も視野に入れておくべきでしょう。さらに、自分が学びたい方向性について十分に検討しておくことも重要です。心理学には幅広い分野があり、各大学の心理学部のなかには方向性にかなりの偏りがみられるところもあります。たとえば「犯罪心理を学びたい」と考えていたとしても、犯罪心理専門の教授がいなければ学ぶこともできません。ですから、事前に自分自身が専攻したい分野を担当する教授が希望の大学にいるかどうかを確認しておく必要があります。大学のホームページ等で必ずチェックしておきましょう。

資格取得を目指すなら大学院進学率もチェック

臨床心理士や国家資格である公認心理師の資格を取得することは、学校や病院に勤務する心理カウンセラーや公務員の心理職など心理学を生かした就職に役立ちます。それらの資格取得には心理系の大学や大学院で必要な単位を取得後、資格試験を受ける必要があります。大学を選ぶ時には、資格取得が可能であることを確かめておきましょう。大学院進学率や資格取得率をホームページ等で発表しているところもあります。

心理学の大学の中には、不登校や学校恐怖症などの教育現場で起こる問題について講義を行う学校もあります。